エメラルドゴキブリバチについて

このページでは、ゴキブリを宿主として寄生するエメラルドゴキブリバチについての生態や寄生方法などをまとめています。エメラルドゴキブリバチについてですが、名前も初めて聞いたという方は多いのではないでしょうか。エメラルドゴキブリバチとは、その名の通りエメラルド色をしたゴキブリです。見た目は普通のゴキブリとは違って、見た目では気持ち悪さは感じません。どちらかというと、これが「寄生虫!?」という感じで高値で売れそうな見た目をしています。見た目が気になる方は検索してみてください。では、エメラルドゴキブリバチについて解説をしていきます。

最強のゴキブリキラー!エメラルドゴキブリバチ

ゴキブリと言えば「地球が崩壊しても生き続ける」と言われるほど、世界中の生物で最強クラスの生存率を誇ります。そのゴキブリを宿主にして繁殖の為に利用するエメラルドゴキブリバチ。そもそも、エメラルドゴキブリバチとは何か。なぜ名前にゴキブリという単語が入っているのか。エメラルドゴキブリバチは、ゴキブリを駆除する目的でハワイに導入されたらしく、その当時はゴキブリ駆除としては使い物にならなかったとの事。しかし、エメラルドゴキブリバチは徐々にその生態を明らかにし始め、計画的寄生中だという事が判明されています。

エメラルドゴキブリバチの計画的寄生

エメラルドゴキブリバチは、標的となるゴキブリに対して2度の刺撃をする事が判明されています。まず1回目は、ゴキブリの胸部にある神経節に毒を差し込みます。これは、前足を麻痺させてゴキブリの動きを抑える為でもあり、2回めの刺撃を確実に成功させる為だと言われています。動きが鈍くなったゴキブリに対して2回目の刺撃を行います。2回目は逃避神経を鈍くする為の毒素を送り込み、神経伝達をブロックされたゴキブリの動きは鈍くなり、その効果は約72時間も継続されるそうです。さらに、動きが鈍くなったゴキブリに対して触覚を2本とも半分だけ切断します。この行為はゴキブリ内の毒の量を調整する為だと判明。その後、エメラルドゴキブリバチは、抵抗力が無くなったゴキブリの触覚を引っ張りながら巣穴まで連れて行き、ゴキブリの腹部に卵を産み付けます。エメラルドゴキブリバチはそのまま巣穴にゴキブリを放置して巣穴を出ると、ゴキブリが他の生き物に捕食されないように巣穴を石で塞ぎます。ここまで振り返っても、かなり頭を使った犯行ですね。

エメラルドゴキブリバチの成長過程

神経を鈍らされ、巣穴に閉じ込められたゴキブリは、エメラルドゴキブリバチの卵が孵化するまでの約3日間、巣穴の中で生活します。そして卵が孵化をすると幼虫はゴキブリの内蔵を食べながら成長します。約8日間、ゴキブリの体内で成長して孵化すると完全な成虫の姿でゴキブリの体内から脱出します。当サイトで紹介してきたハリガネムシやロイコクロリディウムも残酷な寄生虫ですが、エメラルドゴキブリバチは頭脳と技を持ち合わせたまさにゴキブリキラーですね。ゴキブリを駆除してくれるのはありがたいですが、やはり寄生虫は恐ろしい生き物です…。